口から生まれたと言われるほどのおしゃべり好き。のほほんと楽しい幼少期を過ごしていました。
ところが小学校に入学してから、性格が一変しました。
転勤族の父に伴って10回以上の転居を繰り返す中で、環境の変化に順応できず、人前ではまったくしゃべれない引っ込み思案な子になってしまったのです。
動作も人一倍遅く、クラスの悪い例として名前を挙げられるのは日常茶飯事。
「なんでそんなに遅いの?」「こんなこともできないの?」「お母さんに言いますよ」「立ってなさい」
先生からそんな言葉を浴びるたびに、「自分はダメな人間なんだ」という思いが心に染みついていきました。時には攻撃の対象になることも。
この頃からずっと、心の奥に一つの疑問を抱えていました。
「人を責めるコミュニケーションで、本当に人は育つのだろうか?」
私なんてと思っていたにもかかわらず、進路を選ぶときは人の役に立ちたいという思いから、看護の道を選びました。
しかし、学生時代から厳しい指導の中で「なんで?」「なんでできないの?」と責められる場面が続き、自己肯定感はさらに下がっていきました。
命を扱うことの重圧、厳しい職場環境のストレス。人間としての存在価値について自問自答を繰り返す日々。
看護師の仕事は向いていない。早く辞めたい。でも、自分には看護師しかできない。
悶々としながらも、どうにか自分を変えたいという思いから、自律訓練法、潜在意識、アロマテラピー、ヒーリング、カウンセリング、瞑想など、さまざまな勉強を始めました。
転機は、ある友人との再会でした。
「自信がない」が口癖だったその友人に1年ぶりに会ったら、別人のように変化していたのです。あんなに自信がなかったのが嘘のように、自分の夢をキラキラした目で語っていました。
「いったい彼女に何が起こったの!?」と聞いたら、コーチングスクールに通い、コーチを雇ったと言います。
「コーチを雇う? プロスポーツ選手でもないのに?」
友人は「自分のことを思いっきり語ったら、世の中の見え方が変わった」と教えてくれました。最初は意味がさっぱりわかりませんでした。
でも、私も彼女のように変わりたい。その一心でコーチングスクールの門を叩きました。
はじめてスクールに通ってびっくり!!
そこは、否定のない世界だったのです。
誰も責めない。否定しない。ただ、「あなたはどうしたいの?」と問いかけてくれる。
「私がずっと求めていたのは、これだ!」心の底からそう思いました。
ところが、コーチングスクールで学ぶだけでは友人のような内面の変化は起こりませんでした。
まじめにセッション練習もしているのに「どうして??」スクールの講師に相談すると、「変化している人は、自分にもコーチをつけているよ」と教えてくれたのです。
思い切って自分にコーチをつけ、セッションを繰り返すうちに、あれだけ嫌いだった自分のことを少しずつ肯定的に思えるようになっていきました。
多くの人に自分を認めてもらう経験を重ね、自分の可能性を信じることができるようになったのです。
自己否定の呪縛から逃れ、自分を取り巻く世界が変わった。
そして気づきました。
「できない」と感じていたのは、ただの思い込みだったのです。
看護師を辞め、自分を変えてくれたコーチングで、同じように悩む人をサポートしたいとコーチになりました。
しかし、一つだけモヤモヤしていたことがあります。
クライアントさんが変化していく。周りの人から「どうしてそんなに変われたの?」と聞かれる。
でも、なぜ変われたのかを理論的に説明することができなかったのです。
そのモヤモヤを解消してくれたのがSBTスーパーブレイントレーニングでした。
脳科学に基づいたこのメソッドを学んだとき、脳の仕組みに逆らっていたから、うまくいかなかったのだということが理論的に理解できたのです。
そこから、脳科学・心理学・マインドフルネスと学びを深めることで、クライアント様の成果はさらに上がるようになりました。
そして今、とても嬉しいことが起きています。
コーチングで変化したクライアントさんたちが「自分も同じように悩んでいる人をサポートしたい」とコーチを志す方が年々増えてきています。
こうしてコーチングの輪が広がっていくことが、私にとって何よりの幸せです。
日本は世界的に見てとても豊かな国なのに、幸福度はとても低いです。その原因のひとつは、失敗に厳しすぎる社会にあるのではないかと私は思っています。
小さな頃から「できない」ことを責められ、「ダメな自分」を刷り込まれてきた人がどれほど多いことか。それは私自身が身をもって経験してきたことです。
だからこそ、私はコーチングを通じて、自分の無限の可能性に気づく人を増やしたい。コーチになる人を増やして、人の才能を引き出す優しいコミュニケーションを社会に広げたい。
「あなたはダメだ」ではなく、「あなたはどうなりたい?」と問いかけ、その夢を応援する。そんなコミュニケーションが当たり前の社会をつくること。
それが、小学校の教室であの言葉を浴び続けた私が、今コーチとして活動している理由です。
これまでのべ 3,000人以上のクライアントにコーチングを提供し、90%以上のクライアントが平均3ヶ月で目標を達成。セッション時間は1,500時間以上。
北海道から沖縄まで全国、海外は欧州・アジアなど8カ国へのコーチング実績があります。
パーソナルコーチの他に、コーチングスクール講師、メンタルトレーニング講師として、一般の方からアスリートまで幅広く指導しています。
国際コーチング連盟認定プロフェッショナル・コーチ(PCC)
銀座コーチングスクール認定プロフェッショナルコーチ
JADA(日本能力開発分析)協会認定 SBTスーパーブレイントレーニング 1級コーチ
JADA(日本能力開発分析)協会認定 SBTアスリートコーチ
Wiley社認定DiSC®トレーナー
GCS認定心理学マスターコーチ
ブレインアナリストプロ
看護師
第1種衛生管理者など